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 なぜに建築トラブル

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●なぜに?建築トラブル・・・・

建築トラブルというものは施工者が起こすものですが
その要因を作るのは依頼主側ということもありますのでその辺の事情も含めてお話したいと思っています。
トラブルの中にも色々ありますが金銭的なものと技術的なものに関してここではまず紹介しておきます。

技術的なトラブル(その1)

実際、工事金額がべらぼうに高すぎることによるクレームより
工事内容によるトラブルの方がはるかに多いことは言うまでもありません。
中には悪質な業者に出会ったがために発生してしまうこともありますし、構造的、依頼者の選択ミスによるものもあります。
たとえば下の写真を見てください。これはある一流と言われるメーカー住宅業者がお抱えの塗装業者に工事をさせ1年たたないでこうなった事例です。
この案件は私の「こんな業者に気をつけなさい」で紹介した業者です。

これが再塗装後1年たたない状態です。(断っておきますが塗装色は明るい白です)
なにができていないかは上記ページでも紹介していますが
こんなふうにすぐなれば素人でもなにか手抜きしたんだと感じますよね。
この業者の仕事は養生もいい加減で網戸なんかに塗装がこびりついて
ほんとひどいものでした。

以前メルマガでも書きましたが
工事を決定するには価格だけで決めてはいけないと言うことです。
不満が価格によらない場合
多くトラブルは相見積りで極端に安い業者に依頼した場合が多いという事です。
このひとつに安いままで仕事がいい加減、使う資材が悪いので仕上がりが悪い。
見積り段階では安いけれどオプションでどんどん高くなる。
というパターンがよくあります。
逆な言い方をすればお金をたんまり取れる業者は
いい仕事をする職人使え、いい材料も使え、工事に時間をかけること(必要な養生期間をおける)
ということも 言えるわけです。
中には価格は市場の3倍でも仕事だけは普通以上にしている業者もありますが。
適正な仕事を適正な価格でということを基本が基本です。

新築に限らず営業を中心とした多くのリフォーム会社は30%程度の利益を目安に見積りをすることが多いのです。
ですから仮に見積り50万円の工事であれば35万円がその工事にかかる材料代と下請けとして職人に払う金額という事です。これを読んで「えっ?そんなに取るの」って思う人もおられると思いますがその金額がその会社の運営していく上での経費として必要なもと考えてやってください。
リフォーム会社も資金がなければ社員に給料も払えませんし社員教育もできませんから
営業としてのいいサービスやいい仕事ができないことになってしまいます。
会社がつぶれない為にそのつけが職人にまわることが多いので
仕事の質が落ちてしまうことが発生してしまっています。

私はリフォームをすることが多くなってから色々な手抜きを見てきました
壁に間柱の代わりに垂木が入っているとか、床の大引が少ないとか数を上げればきりがありません。
共通するのは適正価格より安くやっていることでした。
「安く建てさせたんやー」とか誇らしげに言われる方の家はほとんどそうでした。
工事費を値切るなといっているのではありません。
依頼先の仕組みを考えれば間に数社入ればその適正価格も直に職人や業者に言うより違うでしょうし、
メーカーに言えば責任はメーカーに負ってもらえるのが建前ですから
見ず知らずの職人に頼むより心の安心が得られるのは言うまでもありません。
上でも書きましたがその業者で儲けの仕組みが違う以上
適正と思われる値段は違ってきます。
依頼する業者を知りその工事の中で適正な価格を知ると言うことが大切です。
上の塗装工事ををメーカーに依頼するならあと60万前後、
余計に必要だったと考えてられます。
30%前後は抜くところが多いですが中にはそれ以上もあります。
小さなところなら10%ってところなんでしょうが・・・・

職人の立場でモノを言わせてもらえば安くていい加減な仕事をさせられるより、
高くていい仕事をさせてもらった方が同じ日当をもらえるのならばうれしいです。
安くていい加減なことをする仕事になれた職人はも職人ではなくただの作業者で見ていても悲しいものです。
「できないことはできない」ときちんと言う人間は信頼できる職人だと私は思います。
しかい、そんな人が多く育つには個人の意識だけでは無理だと思います。
そんな環境を施工を依頼される方にも協力していただければとてもうれしいです。